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生物多様性に配慮した企業の原材料調達推進ガイド 第1版 公開

一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ(略称:JBIB)は、「生物多様性に配慮した企業の原材料調達推進ガイド 第1版」を開発し、4月19日より一般に公表を開始します。

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、「持続可能性に配慮した調達」が注目されています。その大切な要素である生物多様性への配慮は、生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)において採択されたいわゆる愛知目標の中でも、ビジネスの貢献として求められているものであり、日本だけでなく世界中の先進的な企業の間で課題となっています。

多くの企業が最も大きく生物多様性に影響及び依存しているのは、サプライチェーン上流に位置する、原材料となる資源を生産する過程です。近年、企業はサプライチェーンも含めて責任を持つという考えに基づき、原材料調達における生物多様性への配慮が社会から強く求められています。

そこでJBIBでは2012年から原材料調達ワーキンググループを立ち上げて、企業が生物多様性保全の観点から原材料調達におけるビジネスリスクを認識し、責任ある現材料調達の取組みを推進していくにはどうすればよいか検討してきました。その検討の成果をまとめたのが本ガイドです。

JBIBは今後、本ガイドの普及や更なる取組みを通じて、生物多様性に配慮した原材料調達の取組みを始める企業に広く貢献していきます。


【本ガイドの特長】
本ガイドは、企業担当者が取組みを社内で検討、推進するために活用することを想定した実践的な内容としています。具体的には以下の点を重視しています。

(1)生物多様性や生態系への影響だけでなく、「自社にとってのビジネスリスク」という観点で原材料調達の課題を捉える。
(2)調達・購買部門も含めた関係部門や経営層を含めた取組みとするため、社内での合意形成や体制構築を図る。
(3)自社のみならず、サプライヤーを巻き込んだ取組みとする。

これらは、「生物多様性をはじめとする自然資本の考え方を事業プロセスに組み込む」という、近年加速している世界的な潮流とも合致しています。

【ガイド掲載先】こちらをクリックしてください。